【徒然草 現代語訳】第七十七段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

世の中に、その頃人のもてあつかひぐさにいひあへること、いろふべきにはあらぬ人の、よく案内知りて、人にも語り聞かせ、問ひ聞きたるこそうけられね。ことに、かたほとりなるひじり法師などぞ、世の人の上は、わがごとく尋ね聞き、いかでかばかりは知りけむと覚ゆるまでぞ、いひちらすめ

翻訳

当節、世間で評判になっていることについて、無関係としか思えない人が、なぜか詳しく知っていて人に語り聞かせ、さらに詳細を探ろうと周りにあれこれ訊いて廻っているのは、どうもいただけない。殊に田舎坊主などが、噂になっている人のことを、我が事のようにあっちこっちに尋ね、なんでそんなによく知ってるんだ?と呆れてしまうくらい、そこいらじゅうに喋り散らすようだ。

註釈


いるねー、こーゆー奴。
趣味「人間観察」とか間抜けたことぬかしてる奴。
700年前から棲息してるんだね。ダメだこりゃ。

追記

私の趣味は「キャットウォッチング」です。


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