
神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。
原文
呉竹は葉ほそく、河竹は葉ひろし。御溝に近きは河竹、仁壽殿のかたによりて植ゑられたるは呉竹なり。
翻訳
呉竹の葉は細く、河竹の葉は広い。清涼殿の前の御溝近くのは河竹、仁寿殿寄りに植えられているのが呉竹である。
註釈
○御溝
読みは「みかわ」。
○仁壽殿
読みは「じじゅうでん」。宮中の宴が催される御殿。元元は天皇の普段の住まいであった。
逗子に住んでいた頃、河竹登志夫教授(河竹黙阿弥の曾孫)を、駅前のスーパーで偶然お見掛けしたことがありました。
私の在学時代、早稲田で教鞭をとられていたそうですが、第一文学部で教えておられたため、残念ながら授業を受けたことはありません。
竹西寛子さんの授業なら受けました。