【徒然草 現代語訳】第十六段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

神楽こそなまめかしく、おもしろけれ。

おほかた、もののねには、笛、篳篥。常に聞きたきは、琵琶、和琴。

翻訳

神楽ほど典雅で玄妙なものが他にあろうか。

異存のないところだろうが、楽の音といえば笛、篳篥。でも、いつも聴きたいのは、琵琶、和琴だね。

註釈

○篳篥
「ひちりき」。唐渡りの竹笛。

○和琴
読みは「わごん」です。


忘備録的な一段ですので、気軽な調子に訳してみました。
私がいつも聴きたい楽器は、ピアノとオーボエです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です