【徒然草 現代語訳】第百九十七段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

諸寺の僧のみにもあらず、定額の女孺といふこと、延喜式に見えたり。すべて數さだまりたる公人の通號にこそ。

翻訳

定額という言葉は、必ずしも特定の寺の僧だけに当てはまるものではない、定額の女嬬という文言がすでに延喜式に見えている。定員制の役人すべてに共通する云い廻しなのだ。

註釈

○定額
じょうがく。当時の寺の中には僧を定員制にしているところがあった。

○女嬬
にょじゅ。下級女官。

○公人
読みは「くにん」。


定額制とサブスクリプションの違いが、いまいちよく解っていない私です。

追記

解ってなくても生きてく上ではまったく差し障りありませんけどね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です