
神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。
原文
みなむすびといふは、糸を結びかさねたるが、蜷といふ貝に似たればいふと、あるやんごとなき人仰せられき。になといふはあやまりなり。
翻訳
「みな結びという糸を結び重ねた結び方だが、あれは蜷(みな)という貝に似ているからそう呼ぶのだ」、とさる高貴なお方が仰った。蜷を「にな」と云うのは間違い、あくまでも「みな」なのである。
註釈
杉村春子と蜷川幸雄が亡くなってからというもの、私はすっかり芝居に対する興味を失ってしまいました。
追記
今や積極的に観ているのは中村七之助の舞台くらいです。