【徒然草 現代語訳】第百五十九段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

みなむすびといふは、糸を結びかさねたるが、蜷といふ貝に似たればいふと、あるやんごとなき人仰せられき。になといふはあやまりなり。

翻訳

「みな結びという糸を結び重ねた結び方だが、あれは蜷(みな)という貝に似ているからそう呼ぶのだ」、とさる高貴なお方が仰った。蜷を「にな」と云うのは間違い、あくまでも「みな」なのである。

註釈


杉村春子と蜷川幸雄が亡くなってからというもの、私はすっかり芝居に対する興味を失ってしまいました。

追記

今や積極的に観ているのは中村七之助の舞台くらいです。


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