【徒然草 現代語訳】第百八十三段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

人つく牛をば角をきり、人くふ馬をば耳をきりて、そのしるしとす。しるしをつけずして人をやぶらせぬるは、ぬしのとがなり。人くふ犬をば養ひかふべからず。これみなとがあり。律の禁なり。

翻訳

人を突く牛であるなら角を切り、人に噛みつく馬であるなら耳をカットして、その目印とする。その印をつけずに人に怪我をさせてしまったら、それは飼い主の責任以外のなにものでもない。人を噛む犬は飼うことまかりならぬ。これすべて犯罪。法律で禁じられているのだ。

註釈


ペットの飼い主は責任を持たねばなりません。

追記

こんな人として当たり前のことが、700年以上前から果たされていないなんて??


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