【徒然草 現代語訳】第二百一段


神奈川県大磯の仏像専門店、仏光です。思い立ってはじめた徒然草の現代語訳、週一度程度で更新予定です。全244段の長旅となりますが、お好きなところからお楽しみいただければ幸いです。

原文

退凡下乘の卒塔婆、外なるは下乘、内なるは退凡なり。

翻訳

霊鷲山の二基のストゥーパ「退凡」と「下乗」は、山の外側に建てられているのが「下乗」、内側のものが「退凡」である。

註釈

○退凡
たいぼん。凡人を避けること。

○下乗
げじょう。乗り物から降りること。


古代インドはマガダ国の霊鷲山で、釈迦は「観無量寿経」や「法華経」を説きました。
釈迦に深く帰依したマガダ国王ビンバサーラは、二つのストゥーパの他に山頂までの石段も作ったと云われています。

追記

あまり知られていないことですが、釈迦は聖ヨサパトの名でカトリックの聖人に列せられているんですよ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です